定植後およそ1週間のきゅうり。Marketmore と
Marketmore を日本語で「きゅうり」と呼ぶのはちょっと抵抗がある。そのくらい日本で一般的なきゅうりと違う。品種間差ももちろんだが、目指す仕上りが違うのだ。
2012年の写真だが、仕上りはこんな感じ(写真下)。日本で一般的なきゅうりとくらべるとあまり水ぽくならない。青臭さもあまりない。
このタイプのきゅうりは、ただスライスしただけだと、安いビストロによくあるクリュディテ crudité(生野菜盛り合わせ、実際にはビーツのような火を通したものも入っていることが多い)が思い出され、あまり美味しそうなイメージではないかもしれない(あれはあれでくせになる味だが…)。詰め物をして火を通したり(ファルシ)、クリーム系のポタージュにするといい。
Marketmore はなにより、サンドイッチにすると違いがよくわかる。イギリスのアフタヌーンンティーでつまむサンドイッチだ。
ことしはコルニションは仕込まなかった。わずか20メートル2条植えただけで、朝夕1時間ずつ収穫に追われることになってしまう。ハウスの再建作業があるから、とても手が回らない。