クラポディーヌ発芽の画像ふたたび

ビーツの種子はこんぺいとうのような殻のなかに小さな種子がいくつか入っているので、その「こんぺいとう」をひとつ蒔くと、発芽がいいときは複数の芽がでてくる。

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大規模営利栽培用に、その「こんぺいとう」の殻から種子だけをとりだしたものもあると本で読んだことがあるが、クラポディーヌやキオッジャのようなマイナー品種ではそういう加工をしたものの存在を聞いたことがない。

とうぜん、間引きをすることになるが、これから猛暑になるだろうから、タイミングよくやらないと全滅ということになりかねぬ。露地栽培であっても、灌水が必要になるかも知れないし、もちろん除草は欠かせない。種子を蒔いて発芽したらそれで OK というわけにいかぬ。これは雨よけハウスでも露地栽培でもおなじだ。

種子を蒔いたらほったらかしで収穫まで何もしないのを粗放農業という。ある種の穀物や、飼料用のビーツなどではそれにちかいスタイルの生産がおこなわれているというが、青果用はそうはいかぬ。ましてや売りものにしようというのであれば、相応に手をかける必要がある。

料理に喩えるなら、大きな鍋に材料を入れて、60日間とか100日間弱火で煮込みつづけておいしく仕上げるようなものだ。もちろん、そんなに長期間かかる料理はそうそう存在しないわけだが。途中何度もアクをひき、水が減ったら補い、焦げつかせぬようにたえず気をくばる。そういう鍋をすこしずつ時期をずらしながら仕込んで、いくつも管理していく。

そうして手をかけて作るものだから、売り物としては、貶されたりそっぽを向かれたりすれば、それなりに落胆もするし、不愉快にもなる。とはいえ、逆ギレしないだけ、ある種の連中よりはましだと自分では思っている。