露地、ゼンマルでプンタ定植

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プンタレッレで露地、全面マルチ栽培はめずらしいかも知れない。プンタはほんらい、冬の寒さが穏やかなところのものだから、最低気温が−10℃を下回るような寒冷地ではハウス栽培にせざるを得ない。じっさい、露地ではあまり大きなプンタレッレは期待できない。

とはいえ、種苗会社のカタログ写真のようなものを目指さなければ、そこそこの大きさのものは出来る。はじめてプンタを作ったときはこの方式でやった。そのときは8月13日に植えた。

ゼンマルはもともと夏レタスの栽培様式だから、プンタレッレ(というかチコリア・カタローニャ)だって、大量につくるのであれば低コスト化も可能だろう。

こんかいは、たんにゼンマルのスペースが余ったから。ぜんぶで14株。プンタになるのは半分くらいか。こんかい植えた苗のほかに、後から播種したものが20〜30株くらいある。そちらはハウスで定植する予定。

きのう所用で東京に行ったのだが、そのときに、野菜セットを使ってもらっているシェフから、市場でプンタが手にはいらなくなって久しいというのをきいた。かなり熱心に産地化に取り組んでいるところもあったので、残念な気もする。とはいえ、たんに「めずらしい野菜」「おもしろい野菜」「ほかにない野菜」くらいの意識でヨーロッパ品種の野菜を栽培したって客も生産者も長続きしないのは、西洋野菜ブームの終焉を目の当たりにしたからよくわかる。品目として定着し、需要が顕在化しているなら、ある産地がやめても、すぐにほかで名乗りをあげるところがあるはずだから、プンタもしょせん「おもしろ野菜」だったということかも知れぬ。

プンタを使いたいならはやく言ってくれればもっと仕込んだのだから、なんでも言ってくださいね、と件のシェフには頼んでおいた。ごく小規模、産直前提の栽培だと、取引先からリクエストがあれば作れるものは作るし、なにも反応がなければ「いらないのだろう」と思って作るのをやめてしまわざるを得ない。どんな料理を志向しているのか、野菜についてどの方面にどの程度の知識があるのかくわしくわからないと商品提案、料理提案もできない。料理提案だって料理書の書名とページだけ示せばいいのか、訳なり要約なりが必要なのかによってえらく違ってくる。

日頃のコミュニケーションが大切なのだが、畑仕事とレストランの調理場では活動時間がちがうというのもあるし、僕は自分から電話をかけるのが苦手なせいもあって、このあたりがどうしても受け身になってしまう。料理人さんも面倒なのか遠慮からかわからぬがなかなか連絡くれなかったりすると、疎遠になったりボタンの掛け違いのようなことになってしまう。産直はこのあたりがとてもむずかしい。