リゾーム

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ドゥルーズとガタリの概念のことではない。リゾーム rhizome のもともとの意味は地下茎のこと。正確には「根茎」と呼ばれるようだ。

サルシフィを蒔くにあたって、レフォールの跡地を天地返しした。リゾームがわんさか出てくる。写真は1㎡弱を掘りかえした時点でのもの。

レフォールはこのリゾームから新芽が出てきて株が増えていく。収穫後にリゾームが残っていると、翌シーズンはなにもしなくてもまた芽がでて、そのまま育てるとレフォールがとれることになる。

レフォールは植物としてかなり強い部類なので、つぎに別の野菜を育てたい場合にはリゾームを徹底的に取り除いてやる必要があるわけだ。そうしないと厄介者になって、雑草とかわらない。

リゾームで増えて、うっかりしていると大変な目にあうものはほかにミントがある。

こんなものを見ていると、概念としてのリゾームもさしていいものではないような気もしてくる。もっとも、学生のころ Mille Plateaux を読んでさっぱりわからなかったのだからしかたがない。

ただ、四半世紀以上まえに流行った、当時ポストモダンとも呼ばれていた諸思想は見事なまでに予言的にいまの時代を説明しているように思える。そんなことを考えると、料理の話などで「クラシックとモダン」などといういささか古めかしい二項対立のまま思考停止しているさまを見て失笑を禁じえない。あるいは「クラシックとモダン」を「ツリーとリゾーム」とのアナロジーで解釈してみるか…