ごとう菜園のとっておき極上トマトです。
- イタリア語名 pomodorino Principe Borghese
- フランス語名 tomate Principe Borghese
- 英語名 tomate Principe Borghese
- 学名 Solanum sect. Lycopersicon
「ボルゲーゼ大公」の名を持つやや小ぶりの中玉トマトです。イタリア・ナポリ近郊の特産品ピエンノロDOPの使用品種のひとつに指定されています。ピエンノロはペンドロとも呼ばれ、真っ赤に熟した房を束ねて軒先に吊るし熟成させたもので、瓶詰めなどで輸入されています。
この品種はさらにさらに非芯止まりタイプと芯止まりタイプの2つに分類されます。ごとう菜園のプリンチペ・ボルゲーゼは非芯止まりタイプです。20年以上前にイタリアの知人から譲り受けたものを自家採種で維持しています。1個約30g。
表皮がしっかりしていてとても丈夫です。果肉はサンマルツァーノ系のように加熱時にするりと粉状に崩れはしませんが、加熱特性はとても高いです。最適なのはいったんセミドライに加工してから調理することです。アミノ酸含有量が多いため濃厚な味わいです。生食もできますがフルーツトマトのような甘さは期待しないでください。上述のように表皮が丈夫なため、「皮が固い」印象かもしれません。
一般的なミニトマトと同様に子室が2つです。上の画像のように縦に軽く凹んだ線があるので、それと直角にカットするとゼリー部分が完全に露出します。線に沿って切ると壁が出てしまうのでセミドライにする際は注意したほうがいいでしょう。下の画像の右側が縦線に直角に切ったもの。左が縦線に沿って切ったものです。
フレッシュを加熱調理する場合はサンマルツァー系と同様にしてください。とてもおいしく仕上がります。
2023年は6株しか植えなかったので業務用単品のご提供はできません。こだわり野菜セットにお入れすることは可能なので決済の際に「注文メモ」でご指定ください。メッセンジャーなどであらかじめお尋ねくださると確実です。
※日本の気候では熟度を揃えて房どりすることが困難なため1個ずつバラして収穫しています。同じ理由からピエンノロのように吊るしで熟成させるのもほぼ不可能です。ただしトマトとしては比較的長期間常温保管可能です(過熟かなと思うくらいがむしろおいしいです)。
レシピ