Cime di rapa
とてもおいしい 、イタリアの菜の花
- fr: fanes de navet
- it: cime di rapa, broccoletti
- en: broccoli raab, turnip top
- nom binominal: brassica rapa esculenta
- jp: チーメディラーパ、チーマ・ディ・ラパ
オレッキエッテ・コン・チーメディラーパで世界的に知られるイタリア・プーリア州の地方野菜。日本では「チーメ」「チーマ」両方のカタカナ書きがありますが、同じ単語の単数形・複数形というだけで、同じことです。あえていうなら、植物としては単数形、食材としては複数形が一般的です。
季節や収穫形態、地方野菜としての位置づけなど、北関東の「かき菜」や武蔵野の「のらぼう菜」、東北の「三陸つぼみ菜」に似たところがあります(ただしこれらはbrassica napus)。
もともと地方野菜なのでバリエーションが多く、品種名として40、60、90、120の数字が付されたものとその派生系があります。これらの数字は標準生育日数を意味しています。花芽分化する(花蕾の形成がはじまる)気温がそれぞれ異なります。
日本で販売されている種子は早生種が中心です。ごとう菜園が営農している倉渕は冬、極端に冷え込むので耐寒性があってとてもおいしい 120を蒔いています(一般的に野菜は晩生品種のほうがおいしい)。
料理素材としてのポテンシャルがきわめて高く、イタリアン・フレンチで真価を発揮します。1980年代にアメリカ経由で日本やフランスで一気に普及したブロッコリ(brassica oleracea)とは比較にならないほどのおいしさです。
出荷期間は2024年1月〜3月を予定しています。