ブレット

ブレット20230603

  • フランス語名 blette, bette, poirée etc.
  • イタリア語名 bieta, bietola, costa ecc.
  • 英語名 swiss chard
  • 学名 beta vulgaris
  • 和名 フダンソウ

異名がとても多い伝統野菜。根菜のビーツは品種が異なるだけで分類上おなじ野菜。1516世紀頃に根を利用するビーツと葉を利用するブレットに品種分化したと考えられている。ヨーロッパでは葉柄(軸)が白く幅広になる品種がよく用いられ

 

る。葉柄が赤、黄色、オレンジになる品種もある。

葉と葉柄を別にして下処理するといい。葉柄はたっぷりの湯またはブラン(エスコフィエ参照)で柔らかくなるまで弱火でじっくりブランシール(下茹で)する。この時点でしっかり火を通しておかないと台なしになる。空気に触れると黒っぽく変色する場合があるので注意。油脂ととても相性がいいので、肉料理などの付け合せにする場合は下茹でしたものをグースファットやケンネ脂でソテーするといい。葉はほうれんそうとまったく同じ要領でいい。(ほぼ周年栽培可能)

エスコフィエ『料理の手引き』

  • スープ・ドフィノワーズ

そのほか

(© 2023 Manabu GOTO)

 

ブレット