「シェフという人生が素晴らしい18の理由」という記事が人気らしい. 前のエントリで書いた, ひとが「知りたいと思うことは既に自身がそう望んでいる内容だから、何らかのかたちで既知の事象に過ぎない」ことをうまく利用した好例だろう. で、ちょっとしたパロディ (というよりはパスティシュ) を… 一種の冗談と理解いただきたい.
シェフは (少なくともその調理場では) 絶対正しい
シェフ (料理長) は調理場でいちばん偉い. シェフ (料理長) の言うことをきかなかったり, 意に沿わなかったりすると, 昔は鉄拳制裁を喰らったらしい. だから, たとえどんなに白いものでもシェフが「黒い」と言ったら絶対に黒である.
料理人はシェフ (あるいは他の有名料理人) の言うことにしか耳を傾けない
料理のことをいちばんわかっているのは料理人だと信じて疑わないらしい. ただし誉め言葉は別らしい.
シェフは逆ギレする
外部の人間が, たとえばメニューのフランス語のちょっとした間違いを指摘しただけでも逆ギレすることがある.
オーナーシェフは好んで原書を店に飾ることが多い
たとえまったく読んでいなくても, 言葉がわからず読めなくても. そしてその本をほんとうに読んで理解したかは本人しか知らない.
シェフは他人のレシピを読みたがらない
フレンチの料理人に絶大な支持をされている某雑誌だが, 巻末モノクロページのレシピまで目を通す料理人は滅多にいないらしい.
シェフはドタキャンされると激怒するが, 食材の納品はドタキャンする
「連絡するの忘れてた」とか… 直接やりとりしている場合はまだいいけど, 間に業者が入っているとそりゃもう…