「ロチルド」ネタはあんまりウケがよくないみたいですけど,もうちょっと発音ネタを続けてみましょうか… まずは南フランスの地名,Montpellier 音声ファイルは例によって forvo.com から.

Montpellier

Montpellier

Montpellier Saint Roch

montpellier-saint-roch

要するに,ll の前の e を / ɛ / (カタカナだと「エ」ですね)と読むかどうかが問題になるわけです.が,結論から言うと,どちらも正解なんですよね.

ところが,A.O.C. などでおなじみの単語…

appellation

appellation

appellation contrôlée

appellation contrôlée

appellation d’origine contrôlée

appellation d’origine contrôlée

appellation d’origine protégée

appellation d’origine protégée

皆さん「エ」と読んでますね.

appellation
appellation

辞書では  /a.pɛ(l).la.sjɔ̃/ または /a.pe.la.sjɔ̃/ ということになっていて,/ ɛ / か / e / という違いはあるにせよ,しっかり発音されるということになっています.(/ ɛ /はあまり口に力を入れずに「え」と発音すると近い音になるかな.一方の / e / は唇を横に引っぱるような感じで「エ」と発音するんですが,人によっては「イ」のように聞こえたりもする音)

ところが,言葉というのは「ナマモノ」的要素もあるんで,辞書が絶対に正しいとか,みんながみんな辞書の通りの発音をするわけじゃないんですよね.「方言」なんかもそうですけど,やっぱり地域差,個人差,時代による違い etc. いろんな要素があるんです.だからでしょうね,Forvo にはこんな音声ファイルもありました.

l’appellation

l’appellation

とはいえ,外国語を学ぶ場合は「正しい言葉」を身につける必要があります.appellation は  /a.pɛ(l).la.sjɔ̃/ または /a.pe.la.sjɔ̃/ が正しいとされているわけですから,「エ」と読むんだと覚えておいたほうがいいですね.